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Tapestry

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FIGHT CLUB

「ファイト・クラブ(FIGHT CLUB)」 2005-05-30

エドワード・ノートンとブラッド・ピットが共演するこの映画、
一言で言えばバイオレンスがいっぱい。スタイリッシュで独特な雰囲気が漂う映画で、
映像的には面白い部分もあったが、私はあまり好きではない。
映画好きな若い男性には気に入られそうな気もするが、なんというか全編が暴力的なだけでなく、
あまりにも男性から見た視点で描かれているので、
何がいったい面白いのかがよく分からなかった、と言うのが正直なところ。
途中で寝てしまおうかと何度も思ったほどだが、とりあえずは最後まで観通した。

ヤング・エグゼクティブともいえる主人公のジャック(ノートン)は、
なぜか毎日、悶々と眠れない夜を過ごしていた。
ある日、医者のふとした薦めから、ガンを患う人たちの集まりに参加し、
心地よい気分になり、それからと言うもの、そういった集まりばかりをはしごするようになる。
そんなある日、たまたま知り合った、自称「石鹸売り」という謎の男、
タイラー(ブラピ)に惹かれ、一緒に暮らすようになる。
一風変わったタイラーのライフスタイルに大きく影響を受け、
やがて「ファイト・クラブ」なる秘密の喧嘩組織に参加するようになり、
そこから人生が大きく変わっていく・・・。

ストーリーも、まずありえないような馬鹿馬鹿しい話だし、
結局最後にはオチもあるんだけど、この展開もかなり無理やこじつけがある気がするし、
何といっても「ファイト・クラブ」なるもの自体が、もうしょうもなすぎて、
その辺りが一番つまらなかった。ちょっと劇画風とでも言うのだろうか・・・?
主役の二人の演技はまぁまぁ良かったし、どちらもはまり役ではあったけど、
この映画でブラピに対する印象がまた悪くなってしまった。

そう、とってもマッチョな役柄なのだ。

大体マッチョな男って好きではないし、
それがまたカッコ良すぎるぐらいに決まっているところが嫌いだ。
まぁこの役柄からすれば、そうでなければいけないのは解るのだが、
それがまたブラピにぴったりなので、彼自体が好きではなくなってしまった。
(複雑なファン心・・・)
私はまだデビュー当時のかわいくてナイーヴなイメージのブラピが好きだったんだが・・・。

全体的に薄暗い雰囲気だったのだが、この監督って「セブン」を撮った監督だったんですね。
なぜか納得。やっぱり男性向けの映画なのかな~、これって。


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