FIGHT CLUBエドワード・ノートンとブラッド・ピットが共演するこの映画、 一言で言えばバイオレンスがいっぱい。スタイリッシュで独特な雰囲気が漂う映画で、 映像的には面白い部分もあったが、私はあまり好きではない。 映画好きな若い男性には気に入られそうな気もするが、なんというか全編が暴力的なだけでなく、 あまりにも男性から見た視点で描かれているので、 何がいったい面白いのかがよく分からなかった、と言うのが正直なところ。 途中で寝てしまおうかと何度も思ったほどだが、とりあえずは最後まで観通した。 ヤング・エグゼクティブともいえる主人公のジャック(ノートン)は、 なぜか毎日、悶々と眠れない夜を過ごしていた。 ある日、医者のふとした薦めから、ガンを患う人たちの集まりに参加し、 心地よい気分になり、それからと言うもの、そういった集まりばかりをはしごするようになる。 そんなある日、たまたま知り合った、自称「石鹸売り」という謎の男、 タイラー(ブラピ)に惹かれ、一緒に暮らすようになる。 一風変わったタイラーのライフスタイルに大きく影響を受け、 やがて「ファイト・クラブ」なる秘密の喧嘩組織に参加するようになり、 そこから人生が大きく変わっていく・・・。 ストーリーも、まずありえないような馬鹿馬鹿しい話だし、 結局最後にはオチもあるんだけど、この展開もかなり無理やこじつけがある気がするし、 何といっても「ファイト・クラブ」なるもの自体が、もうしょうもなすぎて、 その辺りが一番つまらなかった。ちょっと劇画風とでも言うのだろうか・・・? 主役の二人の演技はまぁまぁ良かったし、どちらもはまり役ではあったけど、 この映画でブラピに対する印象がまた悪くなってしまった。 そう、とってもマッチョな役柄なのだ。 大体マッチョな男って好きではないし、 それがまたカッコ良すぎるぐらいに決まっているところが嫌いだ。 まぁこの役柄からすれば、そうでなければいけないのは解るのだが、 それがまたブラピにぴったりなので、彼自体が好きではなくなってしまった。 (複雑なファン心・・・) 私はまだデビュー当時のかわいくてナイーヴなイメージのブラピが好きだったんだが・・・。 全体的に薄暗い雰囲気だったのだが、この監督って「セブン」を撮った監督だったんですね。 なぜか納得。やっぱり男性向けの映画なのかな~、これって。 ジャンル別一覧
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